運動時に息が切れることが最初の症状です。病気が進行すると、軽い動きや安静時でも息苦しさを感じることがあります。

痰を伴う咳が数ヶ月以上続きます。特に朝に悪化することが多いです。

痰が多くなることがあります。感染症が加わると黄色や緑色になることもあります。

息をするときに「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった音がする場合があります。

診断に最も重要な検査です。どれだけ空気を吐けるかを測定し、低下している場合に診断がつきます。

肺の状態を確認し、他の病気との区別を行います。

肺の詳細な構造を確認し、肺気腫の程度を評価します。またCOPDの肺癌合併率は健康な方の2-4倍と報告されており、肺癌の早期発見に繋がります。

治療の最も重要な第一歩です。喫煙を続けると病気が進行します。禁煙支援を積極的に行っていますので、ぜひご相談ください。

気道を広げる薬（気管支拡張薬）や、炎症を抑える薬（ステロイド）を吸入することで、症状を軽減します。

酸素の供給が不足する場合、自宅や病院で酸素療法を行うことがあります。

インフルエンザや肺炎球菌ワクチンの接種で、感染症のリスクを減らします。

COPDは、世界的に主要な死亡原因の一つです。しかし、早期に診断し適切な治療を行うことで、呼吸不全や感染症などの重篤な合併症を予防し、死亡率を大幅に低下させることが可能です。

適切な治療は、肺機能の悪化を抑え、日常生活での息切れや活動制限を軽減します。これにより、仕事や趣味などの生活の質を維持することができます。

病気の進行を防ぐことで、入院や合併症の治療にかかる医療費を減らすことができます。