2025年5月25日

日本の肺がん検診は胸部レントゲン検査で行われることが一般的ですが、欧米では以前より喫煙者に対してCT検診が普及していました。2025年4月25日になり、欧米に遅れてようやく日本でも重喫煙者(喫煙指数600以上)において、低線量肺がんCT検査が対策型、任意型検診として(対象年齢は50-74歳、検診間隔は1年に1回)推奨となりました。(推奨グレードA)
肺がんは死亡率が高い疾患であり、早期診断が重要です。また、CTでは肺がん以外にも間質性肺炎、肺気腫、気管支拡張症等の多くの疾患を検出することが可能です。レントゲン検査だけでは見落としが多く、肺疾患の検出は充分ではありません。
地域の定期検診としてのCT検診はまだ十分に普及がされていませんので、ご希望の方はご利用ください。また当院のCTは被ばく量を抑えた低線量CTになりますので、その点もご安心してご利用ください。