やさしく息を吐いて、2分程度で終わる検査です。気道にある喘息の炎症の一部を測定することができます。25以上で喘息の可能性が高くなります。

検査のメリット

• 喘息の診断の助けになる
• 喘息の治療薬効果判定になる

気道に炎症が起きた結果、気道が狭くなります。狭い気道では吐き出せる息の量が少なくなります。呼吸機能検査では吐き出す息の量を測定することができます。

検査のメリット

• 気道が狭くなっているか確認できる
• 喘息の治療薬効果判定になる
• 喫煙者ではCOPDの診断に用いる

原因である気道の炎症を抑える中心的な薬剤です。

狭くなった気道を広げてくれる薬剤です。症状に応じて２種類併用が可能です。

即効性がありますが、動悸、脈が早くなる、などの副作用を認めることがあります。何回も使用が必要な場合には、コントロール不良と考えられ治療薬を強化する必要があります。

喘息発作時に必要になります。定期的な内服が必要になる場合には、副作用を考慮して生物製剤を開始することが強く推奨されています。

現在使用可能な生物学製剤は5種類あります。

• ゾレア（抗IgE抗体）通年性鼻炎、花粉症、慢性蕁麻疹などの合併がある重症喘息の合併例で推奨されます。
• ヌーカラ（抗IL5抗体）
• ファセンラ（抗IL5受容体抗体）喘息の炎症の1つである好酸球炎症を直接、強力に抑える薬剤です。
• デュピクセント（抗IL4,13抗体）血液中の好酸球上昇、呼気一酸化窒素上昇がある方、好酸球性副鼻腔炎、アトピー性皮膚炎、慢性蕁麻疹を合併している方で推奨されます。
• テゼスパイア（抗TSLP抗体）アレルギー性炎症の上流にあるTSLPを抑制する製剤です。幅広く喘息の炎症を抑える薬剤です。